というわけで開会式で〜す

まあ最も(一応)主催者なMZDがああなので、ものの五分で大部分が終了

残すところは準備体操だけに―

月「式って言うくらいだからもっと時間かかるものだと思ってたんだけど短いんだね」

な「でもね・・・・・・ただじゃ終わらないんだよね・・・これが」

月「??」

な「噂をすれば・・・・・出てきたよ」

運動会でおなじみの台に上ってきたのはごく普通(?)っぽいおじさん

何を始めるかと思えば――

「――健康のためなら死んでもいい♪――」

月「ラップ?」

な「通称ポップン体操――それとこれは自由参加だから参加しないほうがいいと思うよ」

月「え?どうして――





『全力疾走〜〜!!』





この後何があったかは想像できると思うのでもし分からないという方は
『ポップン体操 ヒデオ体操第一』を是非プレイしてね
くれぐれも笑いすぎてミスしすぎないように



月「・・・・・・・」

な「・・・感想は?」

月「本当に健康のために死んじゃいそうな体操・・・だったかな?」

な「うん、合ってると思う」

ちなみに一部を除いてトライする者はほとんど居ないこの体操をやる意味があるのかという疑問が

後を絶たないが別にやらなければいいので結局廃止にはならないのである

ちなみに一部とは・・・

壱「なのこ〜首を伸ばすのって体から離れちゃダメなのかな〜?」←一部其の一

な「別に、きもちの問題だと思う」

トントン・・・(カキコキカキコキ)

な「あっ、鬼―BE・・・」

「ヒュ〜・・・」『いっつも思うんだけどオイラ足無いから走れないんだよね〜他はラクチンだけど』←一部其の二

な「速く飛んでればいいんじゃない?」

そこへ呼んでも居ないのに極卒くん登場

極「いや〜この程度の体操なんぞ軍に居た頃に比べればどうということはありませんね」←一部其の三

な「・・・・・・・・・」

極「無視ですか?」

な「・・・・・・・・・・・・・・・・もう目覚ましたんだ」

極「ええおかげ様でぐっすり眠れましたよ」

な(タフなヒト、いや人外か・・・あの体操やったんだし)



『さあ皆さん体もあったまったところで早速競技を始めましょう!!』

どこからともなく聞こえてきた声と共に競技は始まった・・・



というか運動会とか言ってる割にチーム分けとか適当で競技は全て自由参加である

あるものは全種目に出場し、あるものはずーっと見てるだけ、またあるものは運動会で人が

集まってるのをいいことにステージを勝手に作って大騒ぎしたりなどヒッジョ〜に混沌としている





〜〜(多分)本部〜〜

月「あの〜?何か目立たないお手伝いとかありませんか?」

M「えっ?別にいらないぜ、場所さえ用意すりゃ勝手に騒ぐからな、皆。

  そんなこと気にしないで自分の楽しいように動いたらどうだ?」

月(なのこちゃんの言っていたとおり本当に全然神って感じがしません)

M「はははは!!でも見ているだけの神とかも結構それっぽいと思うぜ」

月「ええっ!?」

M「『なんで考えてることが分かるの』か・・・そりゃ(一応)神だし・・・・・・って(一応)を抜かんかい!」

月「・・・・・・」

・・・やっぱりどんな性格でも神ってすごいんだなあ by月子



一方その頃椿&鈴子は――

鈴「ええーい!!こんだけ人(とか)が多いんじゃ月子なんて中々見つけらんないわよ!!」

椿「鈴子・・・あの子がそんなに競技とかに進んで出るように見えないし、私達もステージとか

  見に行かない?今でてるのは『紅色リトマス』だってよ」

鈴「はあ・・・・・・じゃあ月子を探しながら聴きますか」

それから二人は昼休みに入るまでの2,3時間の間生ライブに聞き入っていたという



所変わって競技場ど真ん中

ただ今より始まるは障害物競走!そのスタート地点になのこの姿があるのでありました

な(これなら自分のペースで進めるし丁度いいかな)

しかしその背後にはあやしいオーラを漂わせる影が一つ忍び寄っていた


よ〜い・・・『ドンッ!!』



なのこは一応参加はしているがイマイチやる気が無い為ギリギリ走っているかいないか

といった程度ではっきり言って現在地は最後尾である

な(そういえば壱ノ妙は全種目出場するとか言ってたけど今頃どこにいるんだろ?)

だらだら走りながらそんなことを考えていました

当の壱ノ妙はというと―

壱「か、からまった〜〜」一つ目の障害物に苦戦してました
 (順位はなのこの二つ―――あっ、今抜かされたから一つ前なだけになりました)



な(さてとこの網をくぐれってコトだけど・・・・・こんなの余程のことが無ければ楽しょ・・・・)

壱ノ妙と目が合いました

な「・・・・・・居た」

壱「そんな冷たい目で見てないで助けてよー!!」

な「これも勝負だからごめんね。よいしょっと」

壱「何を〜!!最後尾に居るくらいやる気無いんだったら別にいいじゃないのよ〜〜!!」

な「・・・・・(スルー中)」

壱「えーい!もうあったまきた!!のぉおりゃあ!!(ガシッ!!)」

な「わっ!!ちょっと足持たないで」

壱「フフフフフフ・・・・どうせならあんたも道連れよ〜!」

な「・・・・・・はーなーしーてー!」

足首を持つ壱ノ妙の力は強く、焦ってじたばたしている間になのこも網に絡まっていきました



・・・・・・・・・・・・・・・・

な「で、この後どうするの?」

壱「とりあえずは競技が終わるまで待ってみる?」

な「視線が痛いんだけど」

壱「まあ女二人が網に絡まっていれば人の目も集まりますな〜」

な「なんかその言い方・・・・・・ヤダ」

・・・って・・・ってってって・・・・・・ピピッカシャ!

な「今・・・・・・シャッター音が聞こえた」

壱「そうだね、歩いて近寄ってたね」

な「どこの変態だか知らないけど撮ってないで助けてよ」

 と誰かと思って見てみたら・・・

月「なのこちゃんの記念写〜真♪」ピピッカシャ!

『!!!』



ふりむけば なんとそこには つきこちゃん byなのこ



な「な・・・何やってるの?」

月「せっかくだから記念写真を撮ろうと思って(主になのこちゃんのを)」

な「何でまた・・・?(今悪寒が・・・)」

月「MZDさんがやって楽しいことしろって言ってたから・・・ねっ」

な「ねって言われても――

壱「あっ!月子ちゃーん!こっちも撮って〜!!」

月「はーい!じゃあ二人とも撮りますよー・・・」ピピッカシャ!

どこから手に入れたのか月子は慣れた手つきでデジカメを扱っている

な「とりあえず撮り終わったんなら助けてよ」

月「まだ終わってないですよ?せっかく横になってるんだからセクシーショットでも」

壱「おっ!!いいね〜♪」

な「よくない!」

壱「ふっふっふ〜こんなこともあろうかとまだ足はなさないどいて良かったわ〜」

月「なのこちゃん何気に素足が見えてるから最高の画が撮れますよ♪」

な「なにその親父発言!?というか壱ノ妙はいつものことだけど月子ちゃんお盆の時からなんか変だよ!?」

月「えっ?別に」

な「絶対違うって!本当はまだ変なのが憑いてるんでしょ?」

月「だからもう憑いて無いよ、あの日帽子さんに憑かれたことは・・・ええと・・・食紅?じゃなくて――」

な「・・・・・・・・触媒?」

月「うん、それ」

な「・・・・・・・・・・・・・・」

月「おかげでとっても積極的になれたからあの人には感謝してるんです」

「へえ〜好かれてたんだね・・・なのこ」

な「ええ!?普通に感心するの?」

月「というわけで撮影続行ですよなのこちゃん」

な「そんな恥ずかしい撮影なんて続行できないってば!」

月「はーい、生足ツルピカおねだりだだだだだー!って感じで撮りますよ〜」

な「わっけわかんないって!!(あっそうだ!!)」

月「はい、チー・・・・・」

壱「あれ?なのこは?」

月「ど、どこ行っちゃったんでしょう?・・・・・・・・あっ!あれ!」

かなり遠くの方に猫になったなのこが走っていた
(なんでもっと早く思いつかなかったんだろ?)

月「あ〜!!待ってー!!なのこちゃーん!」

スタタタタ・・・・・と月子はなのこを追いかけていきました

というわけでそこに残ったのは・・・

壱「あー・・・・・・できれば助けてほしかったな〜」

結局壱ノ妙はリタイア

なのこはネコのままコースを爆走・・・なぜか障害物は全てクリアしてゴールしたので結果は3位と大健闘

飛び入り参加という形になった月子はこれまたなのことおんなじことをして追いかけたため5位とこれまた健闘しました









午後の部へ続く!!

戻る